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2019年1月31日

2128号- 放射光施設利用の参考書 「放射光利用の手引き」のご紹介

放射光施設利用の参考書 「放射光利用の手引き」のご紹介

 

 昨年、「次世代放射光施設」が東北大学青葉山新キャンパス(仙台市青葉区)に設置される
ことが決定しました。放射光は原子レベルで物質の構造や性質を見ることができ、巨大な顕微
鏡とも呼ばれますが、どのような分野に応用できるのか、分かりづらい面もあります。
 本書は「放射光を利用するとどのようなことがわかるのか」をテーマに企画されたもので、
農水産や医療、エネルギー、環境、材料開発分野などへの具体的な応用例がまとめられていま
す。次世代放射光の利活用を検討する際の参考書として有益ですので、ご紹介させて頂きます。

 

 ◆書名 :「放射光利用の手引き
        ~農水産・医療,エネルギー,環境,材料開発分野などへの応用~」

 

 ◆編集 :東北放射光施設推進会議推進室
      (編集者代表 東北大学多元物質研究所 早稲田 嘉夫)

 

 ◆発行日:2019年2月10日 初版1刷

 

 ◆ISBN :978-4-901496-95-7 C3043

 

 ◆装丁 :B5判・並製/ 344頁

 

 ◆出版社:アグネ技術センター

 

 ◆定価 :4,536円(本体価格 4,200円+税 8%)

 

 ◆内容:
   詳細は出版元の下記URLで確認して下さい。
     https://www.agne.co.jp/books-books/ISBN978-4-901496-95-7.htm

 

   東北地区の7国立大教員有志による提案をきっかけに、全国の大学および研究機関関係者、
  企業研究者らとの連携により練り上げられた『軟X線領域に特徴をもつ3GeVクラスの高輝度
  放射光施設(SLiT-J)』が、2018年7月、文科省により「官民地域パートナーシップによる
  次世代放射光施設」として選定された。
   SLiT-Jは、最先端分析・測定技術開発の利活用において、社会全体へのイノベーション
  の加速化を志向する施設でもある。
   この最先端施設を、有効的に利活用するため「放射光を利用するとどのようなことがわ
  かるのか」をテーマに企画された1冊。

 

 [目次]
  第1部 農水産・製薬・生命・医療分野への応用
  第2部 電池・触媒などのエネルギー分野への応用
  第3部 環境・安全分野への応用
  第4部 未来材料の開発・物質の新機能開拓への応用
  第5部 その他の分野への応用

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