第3回石巻地域 企業交流会を開催しました。(令和7年11月11日開催)

令和7年11月11日に交流推進委員会主催の第3回石巻地域 企業交流会を開催しました。

 

【概要】

昨年に続き今年も石巻地域企業を中心に17社21名の企業の方と石巻専修大学の4名の先生に

石巻市かわまち交流センターにお集まりいただいて交流会を開催しました。

25名が4つのグループに分かれて、人材の確保・育成をはじめ、各企業が抱える様々な

課題について自由な意見交換・情報交換が行なわれました。特に今回は、学生の就職に向けて

積極的に地域企業との関係強化を進める石巻専修大学の先生方1名ずつに4つのグループに

参加いただいたことで、学生・大学の視点での様々な情報を伺いながらディスカッションが

行える有意義な機会となりました。

 

     ◆開催日時 令和7年11月11日火曜日

     ◆開催場所 石巻市 かわまち交流センター 1F市民交流ホール

     ◆ 参加者  29名 (17企業21名  石巻専修大学4名、富県宮城1名、工業会3名)

     ◆プログラム

        〇 ものづくりカレッジプロジェクト進捗状況 (厨川コーディネーター)

        〇 グループ意見交換会  (参加者全員)

        〇 石巻専修大学とみやぎ工業会との連携について (石巻専修大学 稲葉先生)

 

【意見交換の概要】

企業が直面する主要な課題は「人材確保・育成・定着」であり、それに対する多様な取り組みと大学との連携の重要性が浮き彫りになりました。

 

●Aグループ

インターンシップにおいて学生と企業の双方が目的意識を持つことの重要性を指摘しました。大学と企業が連携し、共通の意識を持ってインターンシップを推進することで、学生の企業への理解と意欲を高められると提言しています。

 

●Bグループ

若手人材の育成と定着について議論しました。現代の若者がライフワークバランスを重視する傾向がある中で、定着性を高めるには、若手の登用による教育効果の向上、責任感や面白さを感じさせる機会の提供、そして明確なキャリアゴールの提示が有効であるとしています。また、専門講義の充実や、ものづくりが最終消費者に届く過程を見せることの重要性も強調されました。

 

●Cグループ

地方中小企業における人材確保の困難さに焦点を当てました。特に、親世代が企業への理解が浅いために学生の就職を阻害するケースがあることを問題視し、企業の強みを学生だけでなく保護者にも伝える工夫が必要だとしました。大学と連携し、地元の優良企業情報を学生や保護者に周知すること、Uターン・Iターン希望者の情報を大学から提供してもらうことなどが提案されました。

 

●Dグループ

従業員満足度向上、コストの見える化、部門間連携、業務フローのマニュアル化、そして学生の心のケアといった多岐にわたる課題と取り組みについて議論しました。特に、個人面談を通じた不満の吸い上げと改善、技術向上に対する適切な評価、業務プロセスの見直しによる無駄の排除、そして、入社後のメンタルケアの重要性が議論されました。

 

 

【石巻専修大学 稲葉准教授のお話】 

         ■石巻専修大学とみやぎ工業会との連携について■

石巻専修大学は、“人材育成・獲得”を重要課題として取り組んでいるみやぎ工業会企業との連携を進めてゆくことを希望している。石巻専修大学として、「今、大学ではどういう取り組みをしているのか」を中心に情報共有いただき、併せて、今後どのような連携を考えているかについてお話しいただいた。 

以下に箇条書き形式でまとめました。

 

  •  ●大学のキャリア教育の全体像

  ・ 地元、地域企業との連携を重視し、学生に1〜3年次で段階的なキャリア教育を展開している

  ・ 目的:学生の地元産業理解と企業の採用課題解消

 

  •  ●1年次:「キャリア設計」

  ・ 1年生全学生必修

  ・ 地元企業・OB/OGによる講話を実施

  ・ 今後は、みやぎ工業会企業の登壇拡大を希望

  ・ 学生に早期から職業意識を育成する

 

  •  ●2年次:「キャリア開発」

  ・ 選択科目として企業説明会を授業内で実施

  ・ 授業1コマあたり4社×複数週で8社程度の企業の紹介を想定

(従来の合同企業説明会における企業間の学生集中・閑散格差の課題を回避)

  ・ 授業後に企業の現場/工場の見学を行い、2段階学習を実施

 

  •  ●3年次:「キャリア研究」

  ・ 国の基準に沿ったインターンシップ*を授業の単位認定している

      *)2023年経産省と文科省と厚労省3省の合意文書で国により

        “インターンシップ” が定義され、履行条件が厳格化された。

         - 最低5日間受け入れをすること

         - そのうち半数3日間は就業体験を実施すること、

         - 企業側は学生の評価を行い、フィードバックをすること、など

  ・ 基準が厳しく、企業の実施内容のばらつきが課題。

         ➡ 基準に合った実施が効果的な運用・成果につながる

  ・ 3年生の時から学生-企業の繋がりを構築することで4年生秋の就職活動解禁時までに有効な

    関係を醸成することができる

  ・ 大手企業は既に進めており、地域企業も低学年から学生と接点を持つ必要がある

 

  •  ●課題と今後の取り組み

  ・ 卒業生の活躍・定着状況の把握が不十分

  ・ みやぎ工業会と共同で採用・育成・インターンの実態調査/アンケートの実施を希望

  ・ 結果をもとに、みやぎ工業会と石巻専修大学共同のインターンシッププログラムを構築したい

 

 厨川コーディネーターコメント:

 「ものづくりカレッジプロジェクト」とも非常につながる部分があり、まさに、やろうとしている

アンケートであり、石巻専修大学さんが取ろうとしていることは非常にありがたく、また、学生さんの卒業後の状況は見えにくく、UIJターンの追跡情報もない状況なので、我々としても是非一緒にやらせて頂ければと思います。

 

 【理工学部教授 阿部先生からのお話】

         ■理工学部の改組についての紹介■

石巻専修大学理工学部は、2027年4月に改革を計画しています。主な変更点は以下の2つです。

 

  1. 創造工学科の新設:  現在の機械工学科、情報電子工学科、経済学部の情報マネジメント学科を統合し、新しい「創造工学科」を設置します。この学科では、現代社会で活躍できるエンジニアを育成するため、技術だけでなくビジネスや経営の知識・センスも身につけられるカリキュラムを提供します。2年生からコースに分かれますが、全てのコースの内容を学べるように構成されており、MOT(技術経営)のような幅広い技術を習得できます。
  2.  
  3. 生物科学科の拡充:  理学系の生物科学科はコースを増やし、内容を拡充する予定です。

この改革により、石巻専修大学は時代に即した人材育成を目指します。

 

 

                    ◆意見交換風景◆

            

                            石巻専修大学 稲葉先生

                    ◆懇親会風景◆

 

 

        

 

 

3707号 - 東北学院大学スタートアップ入門セミナー【第3弾】 開催のお知らせ 

東北学院大学からのお知らせです。

 

東北学院大学 産学連携推進センターでは、このたび「スタートアップ入門セミナー」【第3弾】

を開催します。(全3回)

 

【セミナー名】

   東北学院大学スタートアップ入門セミナー

   テーマ: 早期からのアントレプレナ―シップ教育を『SelfWing Method』で誰もが、

        自分の翼で活躍できる世界へ。

 

 

     今回は「研究者としてのキャリアを重ね、自らの研究成果を社会実装したい想いはあるが、

  経営者としての挑戦にイメージが湧かない」とい教員の方々にフォーカスした内容です。

 

 【日時】

    2025年11月17日(月)15:00~17:00

 

 【場所】

     東北学院大学 五橋キャンパス 

   シュネーダー記念館 1階「未来の扉センター」

   仙台市若林区清水小路3-1 (地下鉄南北線「五橋駅」南2出口直結)

 

 【お申し込み】 

   参加費: 無料

   対者 :主に研究者(教員)向けとなりますが、何方でもご参加いただけます。

   (要申込ですが、興味をお持ちの方の当日飛び入り参加も歓迎です!)

    下記のURLよりお申し込みください。

    https://forms.gle/dUvijjFzoa3tYLh69

 

 【スケジュール】

   15:00 イントロダクション

   15:10 平井 由紀子 氏 ご講演

   16:00 パネルディスカッション・質疑応答

   16:50 まとめ

   17:00 終了

 

 【ゲスト】

   〇平井 由紀子 氏  株式会社セルフウイング代表取締役

             SELFWING VIETNAM CO.LTD 創業者

             早期起業家教育研究家

             文部科学省 アントレプレナーシップ推進大使

             愛知県教育委員会 教育アドバイザー

             一般社団法人東京ニュービジネス協議会

             NBCジュニア委員会 委員長

 

        今回のゲストは「早期起業家教育」という教育分野での研究者から事業化を果たした

        研究者/経営者の二刀流を実践されている方です。事業化を目指す上でのポイント、

        人文社会科学系での事業化は不安、という方々にとって、大変参考になるお話が

        お聞きいただけると思います。

 

   〇高橋 秀志 氏 MASP(東北大学 特任教授 スタートアップ事業化センター 企画推進部長)

        *パネルディスカッション参加

 

 [運営体制]

    主催: 東北学院大学 産学連携推進センター/スタートアップエコシステム推進室

    協力: みちのくアカデミア発スタートアップ共創プラットフォーム(MASP)

    運営: INTILAQ東北イノベーションセンター

 

   ※本事業はMASP事業の一環として実施されます。MASP(みちのくアカデミア発スタートアップ

    共創プラットフォーム)は、東北大学を主幹機関に、東北・新潟の大学や高等専門学校及び

    自治体・企業・VC・金融機関等が一体となって、アカデミア発スタートアップ創出を加速させ、

    スタートアップ・エコシステムの形成を推進するコンソーシアムです。

 

    以上、多くの皆様のご参加をお待ちしております。

    どうぞよろしくお願いいたします。

    詳細につきましては、以下のURLをクリックしてください。

 

    東北学院大学スタートアップ推進ポータルサイト

    https://tg-startup.com/2025/10/08/773/

 

    また、下記添付↓のチラシをご確認ください。

    https://m-indus.jp//uploads/45cfb2d7bb62c3d669aef5fe6339ce44.pdf

 

 【お問い合わせ】

   東北学院大学 産学連携推進センター

     022-354-8122  

       E-mail : (事務局) srcenter@mail.tohoku-gakuin.ac.jp

 

3706号-ポリテクセンター宮城 人材情報の掲載および会社説明会実施について

宮城職業能力開発促進センター(ポリテクセンター宮城)からのお知らせです。

 

訓練終了まで2~3か月となった訓練受講生の人材情報を下記のホームページに

掲載公開いたします。人材採用を検討する際に、ご活用下さい。

採用を検討していただける際は、ホームページより「人材情報リクエスト申込書」

をダウンロードして頂き、修了月、整理番号、科名、年齢、求人番号を記載のうえ、

求人票と併せてFAXまたはメールにて訓練第一課宛て送付してください。

 

また貴社のアピールポイントを直接、訓練受講者に伝えることができる企業説明会

を下記2のとおり開催することができます。

 

なお訓練受講生へ情報提供を行っている掲示板へ求人票を掲示する希望がありま

したら「一般(公開)求人依頼書」をご使用のうえ、FAXまたはメールにてお申し

込み下さい。

 

1.人材情報アドレス

          https://www3.jeed.go.jp/miyagi/poly/index.html

 

     メール

   miyagi-poly02@jeed.go.jp

 

2. 企業説明会実施方法

  実施日: 随時(但し、平日のみ)

  実施時間:16:00から16:50までの50分程度(説明 30分、質疑応答 20分程度)

  会場:ポリテクセンター宮城

  申込方法:ホームページ https://www3.jeed.go.jp/miyagi/poly/index.html

       から「会社説明会実施申込書」をダウンロードして頂きお申し込み下さい。

 

 【お問合せ先】

    宮城職業能力開発促進センター(ポリテクセンター宮城)

    〒985-8550

      多賀城市明月2-2-1

       訓練第一課

      Tel 022-362-2454

 

3705号- 仙台ELCC/仙台市雇用労働相談センター 11月・12月セミナー

仙台ELCC/仙台市雇用労働相談センター
 11月・12月開催セミナーのご案内

 

 仙台ELCC/仙台市雇用労働相談センターは、雇用のルールに関する労使双方の不安や疑
問を専門スタッフ(弁護士・社会保険労務士)に無料で相談できる場所で、国家戦略特別
区域法に基づき、個別労働紛争の未然防止等を目的として設置された機関です。
当センターでは、「雇用・労務」に関する無料セミナーを毎月開催しております。
ご関心のあるテーマがございましたら是非ご参加ください。

 

◆11月・12月開催のセミナー案内

 ■ランチタイムセミナー
  ・演題:社労士が解説! 間違えやすい労働時間管理と賃金計算のポイント
       間違えやすい「労働時間管理」(第1回/全2回)
  ・日時:11月26日(水) 12:10~12:50
  ・形式:オンライン開催(Zoom)
  ・詳細・申込み:https://sendai-elcc.mhlw.go.jp/seminar/seminar1827/
  ・主なトピック(予定)
    - 違反事例の紹介
    - 制服の着替え、掃除、朝礼などの時間は労働時間?
    - 変形労働時間制の労働時間集計
    - 間違った休憩時間の運用
    - 「みなし労働時間制」と「固定残業制」の違い

 

 ■ランチタイムセミナー
  ・演題:社労士が解説! 間違えやすい労働時間管理と賃金計算のポイント
       間違えやすい「賃金計算」(第2回/全2回)
  ・日時:12月3日(水) 12:10~12:51
  ・形式:オンライン開催(Zoom)
  ・詳細・申込み:https://sendai-elcc.mhlw.go.jp/seminar/seminar1828/
  ・主なトピック(予定)
    - トラブル事例
    - 割増賃金の計算(計算基礎に含めないといけない手当)
    - 代休取得時の賃金
    - 年次有給休暇取得時の賃金
    - 控除のNG例(違法な賃金控除)

 

◆雇用・労務に関する相談
  雇用・労務に関するお悩みがあれば、ぜひ当センターにご相談ください。
  例えば・・・こんな相談が寄せられています。
   ・入社時に就業規則はどの程度説明しておいた方が良いか?
   ・試用期間におけるトラブル回避のためにできることを知りたい
   ・定年後再雇用する人がいます。注意点を教えてください。

  来所、電話、メール、オンラインのほか、個別訪問によるご相談も承っております。
  空きがあれば予約なしでも相談可能! 是非お気軽にご利用ください。

 

◆問合せ先
  仙台市雇用労働相談センター
   (厚生労働省委託事業 運営事業者:株式会社パソナ)
     仙台市青葉区中央1-3-1 AER7階 アシ☆スタ交流サロン内
      TEL:070-3811-9119
      E-Mail:information@sendai-elcc.jp
      対応時間:9:00~17:00 (土日、祝日、年末年始を除く)

3704号-東北経産局「冬季の省エネルギーの取組について」

東北経済産業局からのお知らせです。

 

この度、政府は、エネルギー需要が増える冬季の省エネルギーの取組を推進するため、省エネルギー・省資源対策推進会議省庁連絡会議において、「冬季の省エネルギーの取組について」を決定しました。

皆様におかれましては、関連サイト「省エネポータルサイト」に掲載しております、冬季の省エネメニュー、リーフレット等を参考にしていただき、省エネに取り組んでいただけますようお願いいたします。

また、政府自らも率先して、冷房中の室温の適正化や照明の削減など、省エネルギーの取組を実践して参ります。

皆様の御理解、御協力の程、よろしくお願いいたします。

 

・【資料1】冬季の省エネルギーの取組について

                   https://m-indus.jp/uploads/c17d4f9a223607dd69ce9b196a51a6a3.pdf

・【資料2】冬の電力需給の対応について(依頼)

                   https://m-indus.jp/uploads/8c2c9bfd94b44578f11ff2c67c387a66.pdf

・【参考資料1】冬季の省エネメニュー(事業者の皆様)

                   https://m-indus.jp/uploads/37ee4ac380857b99801a6f839054ccb0.pdf

・【参考資料2】冬季の省エネリーフレット(事業者の皆様)

                  https://m-indus.jp/uploads/e00eba1a08c41242d7bd760e4ea239f3.pdf

 

令和7年秋のゴルフコンペを開催しました(令和7年10月29日開催)

令和7年10月29日に、みやぎ工業会ゴルフ愛好会 秋のゴルフコンペを開催しました。

 

1年半ぶりの開催となり、富谷市の"杜の都ゴルフ倶楽部"にて、17名の皆さんの参加で行われました。

当日は、早朝には4℃と、この秋一番の冷え込みとなりましたが、参加の皆さんの徳が幸いして、

朝のプレイ開始時には10℃、日中16℃という秋晴れのとても良いコンディションに恵まれました。

皆さん、ゴルフ日和の秋空の下、プレイと交流を楽しまれていました。

 

開催日       令和7年 10月29日(水)

開催場所     杜の都ゴルフクラブ (宮城県黒川郡大和町) 

スタート時間   8:48アウトコーススタート

組数      5組 17名 

 

(写真はクリックで拡大します)

 

 

 

県外企業見学会を開催しました(岩手県企業見学 令和7年10月21日開催)

令和7年10月21日に、技術交流委員会主催の県外企業見学会を開催しました。

 

今回は、岩手県の企業2社にご協力いただき見学会を開催しました。

午前中に、平泉町に立地する株式会社長島製作所 平泉工場と、午後に

遠野に立地する株式会社ワイ・デー・ケイ 東北工場 の製造現場を

見学させて頂きました。

見学会には、13企業から19名の方々に参加いただき、事務局を含めて22名で

見学させて頂きました。見学後に行ったアンケートからも、皆さんから、

とても参考になり満足いただけたと好評いただき、また、見学時の質問も

活発に行われ、とても充実した見学会となりました。

 

  1. ◆開催日時:令和7年10月21日(火)    

    ◆見学先: 株式会社長島製作所 平泉工場  (岩手県西磐井郡平泉町)

          株式会社ワイ・デー・ケイ 東北工場 (岩手県遠野市)

 

〇株式会社長島製作所 平泉工場         (写真はクリックで拡大します)

   

 

 

 

株式会社長島製作所は、岩手県一関市に本社を構える1976年設立の金属加工メーカーで、自動車・半導体・家電分野の部品製造を中心に事業を展開しています。設計・生産技術・金型製作の3部門を自社内に備え、開発から製造までの一貫体制を構築している点が大きな強みで、東北でもまれな企業です。本社のほか、奥州市前沢区や一関市藤沢町にも工場を持ち、地域密着型のものづくりを推進。

2015年に父から引き継いだ2代目の女性社長は、赤字事業だった自動車部品事業を黒字化し、売上高の6割を占める主要な産業に育て上げた。現在従業員数は約176名で、女性の割合が少ない製造業において、女性の雇用促進に取り組み、現在は女性雇用比率30%を維持しています(男性120名/女性56名)。2019年3月には「新・ダイバーシティ経営企業 100選」(経済産業省)、11月には「くるみん/次世代育成支援認定マーク」(厚生労働省)にも認定されています。黒字化だけでなく、「働き方改革を率先して行っている企業」と地域でも一目置かれています。「女性として自分が製造業に飛び込み、苦労した経験をもとに、今の経営体制をつくり出した」と話す新宮社長。社員の自主性を尊重した職場環境づくり、企業風土の改善に力を入れており、改善提案や委員会活動などを通じて働きがいのある企業風土を育んでいる。ISO9001認証取得やDX推進、教育施設「PLOT」の開設など、品質向上と人材育成にも積極的に取り組み、地域社会とともに成長する企業として高い評価を得ています。

 

〇株式会社ワイ・デー・ケイ 東北工場

 

精密板金加工の分野で高い技術力と信頼を誇る企業です。1952年創業で、半導体・液晶製造装置、産業用設備、通信・制御機器の設計・製造・修理を手がけ、精密切削加工にも強みを持ちます。設計から装置組立・検査・現地スタートアップまでを一貫体制で提供し、OEM・ODMにも対応。本社を東京都稲城市に構え、国内外に工場をもち、岩手県、宮城県、神奈川県、九州、中国(江蘇省)に製造拠点を構えています。従業員数は連結で1,100名超、売上高は約192億円(2025年3月期)。岩手県遠野市に位置する東北工場は、その中核拠点として、最新鋭の加工設備と高度な生産管理体制を有し、多品種・小ロット・短納期といった多様なニーズに柔軟に対応しています。

工場内には、ファイバーレーザー加工機、自動ベンディングシステム、溶接ロボットなどを導入し、精度と効率を両立した生産を実現。さらに、IoTを活用した工程管理やトレーサビリティの強化により、品質保証体制も万全です。こうした取り組みは、医療機器、半導体関連装置、産業機械など、品質要求の高い分野での実績につながっています。

同社の魅力は技術力だけではなく、人を大切にする企業文化も大きな特徴です。たとえば、初めての給与支給日に「給与支給式」を開催し、その場で入社式新入社員研修中の様子を収めた映像を保護者に上映するという、心のこもった演出も行っています。これは、社員の成長を家族とともに喜び合うという、同社ならではの温かい文化です。また、社内では部署を越えた交流や改善提案が活発で、現場の声を経営に反映する風土が根付いています。地域密着型の企業として、東北エリアの産業振興にも貢献しており、信頼性と機動力を兼ね備えた協力先として注目されています。

 

 

◆アンケート結果

 

 

3703号 ー 中小企業省力化投資補助事業第4回申請受付のご案内

宮城県省力化補助金事務局からのお知らせです。

 

   <中小企業省力化投資補助事業(一般型)第4回申請受付スケジュールが決定> 

 

  • ●中小企業省力化投資補助金は、人手不足解消に効果のあるロボットやIoTなどの 製品や設備・
  •  システムを導入するための経費を国が補助することにより、中小企業の省力化投資を促進し
  •  売上 拡大や生産・業務プロセスの効率化を図るとともに、賃上げにつなげることを目的とした
  •  補助金です。
  •  
  • ●補助対象となる事業

 人手不足の中小企業などが、省力化効果のあるオーダーメイド・セミオーダーメイド性のある

 設備や システムなどを導入し、「労働生産性 年平均成長率4%向上」を目指す事業計画に

 取り組む者が対象です。

 

  • ●補助率と補助上限額

  ・補助率は、中小企業1/2、小規模・再生事業者2/3

       (補助金1,500万円まで)、(1,500万円を超える部分は1/3)

  ・補助上限額は、従業員数等により異なりますが、750万円から1億円まで

 

  • ●申請受付スケジュール

申請受付期間 11月4日(火)10:00~11月27日(木)17:00

採択発表   未定。決定次第ホームページに掲載します。

       https://shoryokuka.smrj.go.jp/ippan/schedule/

この「一般型」の公募は、年3~4回を予定しています。

第4回の公募のスケジュールは詳細が確定次第公表いたします。

 

  • ●事業の詳細(公募要領・公募スケジュールなど)は、次のURLをご覧ください。

https://shoryokuka.smrj.go.jp/ippan/

 

  • ●なお、省力化投資補助事業(カタログ注文型)の申請受付は、随時行っています。

 カタログ登録の製品は増えていますので、ぜひ、ご確認ください。

 https://shoryokuka.smrj.go.jp/catalog/product_catalog/

 

  •  一般型の採択事例は、次のURLをご覧ください。

 https://shoryokuka.smrj.go.jp/assets/pdf/grant_adoption_summary_ippan_01.pdf

 

一般型公募(第1回) 採択結果について

一般型公募(第1回) 採択結果について 令和7年6月16日 独立行政法人 中小企業基盤整備機構

中小企業省力化投資補助事業  horyokuka.smrj.go.jp

    •  
    •     □ お問い合わせは、当事業コールセンターまで □

 ナビダイヤル: 0570-099-660(通話料がかかります)

 IP電話等からのお問い合わせ先  03-4335-7595

 お問合せ時間:9:30~17:30/月曜~金曜(土・日・祝日除く)

        •     インフォメーション窓口(宮城県省力化補助金事務局)でもご相談に対応しています。

 インフォメーション窓口 https://reserva.be/shoryokuka

 宮城県省力化補助金事務局

 住所:仙台市青葉区上杉二丁目3-7 K2小田急ビル802号室

 電話:022-226-7958

 メール:r6ct@chuokai-miyagi.or.jp

 

 

3702号-【宮城県警】ネット上の違法・有害情報削除申し出窓口

宮城県警察本部 サイバー犯罪対策課からのお知らせです。

 

総務省がインターネット上の違法・有害情報に対して、大規模特定電気通信役務提供者を

指定し、削除申出窓口などを公開したので活用してください。

 

【事例】

  ・SNSや掲示板に個人情報がさらされ、誹謗中傷された

    誹謗中傷とは、悪口や根拠のない嘘等を言って、他人を傷つけたりする行為。

    インターネット上で誹謗中傷の書き込みをすれば、内容により名誉棄損や侮辱罪

    等の罪に問われる場合があります。

 

  ・ブログや出会い系サイトに卑猥な文言と一緒に名前や電話番号などが掲載されている。

 

【削除申出】

  利用者自身で削除申出を行うことができます。

  下記URLから、総務省の公式ホームページをご覧ください

       https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/d_syohi/ihoyugai.html

 

  資料は、下記URLをご覧ください

  https://www.soumu.go.jp/main_content/001031570.pdf

3701号 【訃報のお知らせ】エルゴテック(株) 北日本支店 常勤顧問 熊谷裕明様

会員各位

 

エルゴテック(株)北日本支店からのお知らせです。

 

常勤顧問(前 取締役上席執行役員支店長)熊谷 裕明 様が逝去されました。

 

通夜及び告別式は下記の通り執り行われます。

 

【喪主】  熊谷 美樹子 様(故人との続柄:妻)

 

【通夜】  10月29日(水)17時00分より

 

【告別式】 10月30日(木)13時00分より

 

【会場】  清月記 仙台泉斎場 

      〒981-3133 宮城県仙台市泉区泉中央1丁目30-1