機関誌・MIAニュース

2021年4月26日

2606号ーリアルタイムOS入門研修のお知らせ

 

  「リアルタイムOS入門研修」(オンライン開催)

                  受講者募集のお知らせ □□■

 

【開催に当たって】

 本研修では,リアルタイムOS導入時の考え方,プログラミング方法を学習し,

これからリアルタイムOS上でプログラムを開発しようとする方に最適です。

マルチタスク・プログラミングの考え方は,実装のみならず設計工程においても

基本知識として有用です。(広く普及しているμITRON4.0仕様リアルタイムOSを

題材とします。)

 本研修は,昨今の新型コロナウィルス感染拡大の状況を踏まえ,オンライン型

研修として実施します。 実習は仮想ハードウェア(シミュレータ)上で行い,

演習プログラムを配付しますので,受講後も継続して学習できます。

 

○オンライン研修について

 本研修は,インターネット環境が整っていれば,自社内または自宅等での受講が

可能なオンライン研修です。オンラインで講義の受講だけでなく,講師への質問など

も行う事ができます。

 これまで,距離や時間の問題で,当センターの研修やセミナーの受講が難しかった

方でも,組込みシステム開発技術を学んでいただけます。

 

■実施要領

 日 時:令和3年7月29日(木),30日(金)

     (2日間,別々の学習内容です。)

     10:00~16:30(9:30から接続可能)

 講 師:宮城県産業技術総合センター 職員

 会 場:オンラインセミナー配信システム「Zoom」を使ってライブ配信します。

     アクセスするURL,パスワードについては,申込み受付後,別途,ご連絡

     いたします。

     Zoomの利用に必要な環境・要件等はZoomのサイトをご覧ください。

     https://zoom.us/jp-jp/meetings.html

     ※接続方法に関する個別対応はいたしかねますので,各自ご準備をお願い

     いたします。

      https://zoom.us/testでZoomの基本動作を確認できます。

     ※ハウリング防止のため,イヤホン等をご準備ください。

     (複数名で受講される場合)

 定 員:10名

 受講料:3,700円/人(税込み)

 主 催:宮城県産業技術総合センター

 目 的:リアルタイムOSの基本的な考え方,プログラミング方法を学習します。

 対象者:組込みソフトウェア開発者の方(社会人)

 前提知識:C言語による組込みシステムの開発経験(2年程度)

 

 

 

 

■受講申込

 1)受講申込書を下記のWebサイトよりダウンロードしてください。

   https://www.mit.pref.miyagi.jp/embedded/kensyu/index.html#rtos

 

 2)受講を希望される方は,上記の受講申込書に記名押印(※1)いただき,

   締切日までに到着するように,郵送にてお申し込みください。

 

   ▼締切日:令和3年6月25日(金)(必着)

 

   ※ただし,応募者多数の場合,

    ・早期に受付を終了させていただく場合がございます。

    ・1社より多数お申し込みの場合,調整させていただく場合がございます。

 

   ※1 代表者の欄には,法人にあっては,法人の名称,主たる事業所の所在地及び

     代表者氏名をご記入ください。また,印の箇所には法人名が入った印を押印

     してください。

 

 3)受講が決定した場合,受講決定通知書及び受講料納入通知書(振込用紙)を送付

   します。受講料を所定の金融機関(※2)にて,納入通知書に記載の期日までに

   納付してください。

    なお,受講決定通知日以降に受講者の都合によりキャンセルされた場合も,受

   講料は納付していただくことになりますのでご注意ください。

 

   ※2 取扱い金融機関一覧(ただし,ゆうちょ銀行を除く。)

     https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/kaikei/siteikin.html

 

■実施内容

 1 RTOSの基礎

  (1) リアルタイムOSとは?

  (2) リアルタイムOSの利用のメリットとデメリット

  (3) リアルタイムOSの同期通信機能

 2 開発環境の確認

 3 ITRON

  (1) ITRON仕様

  (2) ITRONの同期・通信機能

 4 ITRONプログラミング実習

  (1) ITRON基本プログラミング実習

   イ 実行・開発環境の使用方法

   ロ タスク生成方法

   ハ デバッグ方法

   ニ マルチタスクプログラミング

   ホ 周期ハンドラ

   ヘ 割込みハンドラ

  (2) ITRON同期・通信機能プログラミング実習

   イ セマフォによる排他制御

   ロ イベントフラグ, データキューによる事象通知

 

 

 

 本研修は,NCES(名古屋大学大学院 情報学研究科付属 組込みシステム研究センター)

様による公開教材「組込みソフトウェア開発技術の基礎」(RL78)

(シミュレータ対応)

https://www.nces.i.nagoya-u.ac.jp/NEP/materials/about.html#dltext5

(10章~12章)を使用します。 講義内容の事前確認,予習などに御活用ください。

(使用マイコン:ルネサス エレクトロニクス社製 RL78シリーズ, 開発環境:CS+)

 

■実習用パソコンについて

 開発ツールの評価版をインストールしたパソコン(Windows8以降)をご準備ください。

ツールのインストール方法については,申込み受付後,別途,ご連絡いたします。

 また,ディスプレイが複数あると,より快適に受講いただけます。(Zoom用と実習用)

 実習のサポートを円滑に行うため,受講者のツール操作画面を講師や他の受講者と共有し

ていただきます。

 

 

■お問い合わせ・お申し込み先

 宮城県産業技術総合センター 機械電子情報技術部 情報技術開発班

 担当:今井

 住所:〒981-3206 仙台市泉区明通2-2

 電話:022-377-8700 FAX:022-377-8712

 E-mail:mest@mit.pref.miyagi.jp

 Webサイト:https://www.mit.pref.miyagi.jp/embedded/kensyu/

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