機関誌・MIAニュース
2018年6月6日
1954号-「リアルタイムOS入門研修」受講者募集のご案内
「リアルタイムOS入門研修」受講者募集のご案内
本研修は,リアルタイムOS導入時の考え方,プログラミング方法を習得する内容で,これから
リアルタイムOS上でプログラムを開発しようとする方に最適です。マルチタスク・プログラミン
グの考え方は,実装のみならず設計工程においても基本知識として有用です。
本研修では,広く普及しているμITRON系リアルタイムOSであるTOPPERS/ASPカーネルを題材と
して,一人1台ずつ実機(マイコンボード)を用いた実習(*1)を行います。
社員研修として,是非御活用ください。
*1 本研修は,NCES(名古屋大学大学院 情報学研究科付属 組込みシステム研究センター)
様による公開教材「組込みソフトウェア開発技術の基礎」(10章~12章)
https://www.nces.i.nagoya-u.ac.jp/NEP/materials/about.html#dltext1
を使用しております。講義内容の事前確認,予習などに御活用ください。
(使用マイコン:ルネサス エレクトロニクス社製 RXシリーズ,開発環境:CS+)
■実施要領
日 時:平成30年10月3日(水),4日(木)(2日間)
9:30~16:00(9:00受付開始)
講 師:宮城県産業技術総合センター 職員
会 場:宮城県産業技術総合センター 小研修室(仙台市泉区明通2-2)
http://www.mit.pref.miyagi.jp/transportation/index.html
定 員:10名
受講料:5,300円/人(税込み)
主 催:宮城県産業技術総合センター
目 的:リアルタイムOSの基本的な考え方,プログラミング方法を学習します。
対象者:組込みソフトウェア開発者の方(社会人)
前提知識:C言語による組込みシステムの開発経験(2年程度)
■受講申込
1)受講申込書を下記のWebサイトよりダウンロードしてください。
http://www.mit.pref.miyagi.jp/embedded/kensyu_30/index.html#rtos
2)受講を希望される方は,上記の受講申込書に記名押印(*2)いただき,締切日までに
到着するように,郵送にてお申し込みください。
▼締切日:平成30年8月31日(金)(必着)
ただし,応募者多数の場合,
・早期に受付を終了させていただく場合がございます。
・1社より多数お申し込みの場合,調整させていただく場合がございます。
*2 代表者名の欄には,代表取締役(社長)の方のお名前をご記入ください。
また,印の箇所には企業名が入ったもの(社判)を押印してください。
3)受講が決定した場合,受講決定通知書及び受講料納入通知書(振込用紙)を送付します。
受講料を所定の金融機関にて,納入通知書に記載の期日までに納付してください。
なお,受講決定通知日以降に受講者の都合によりキャンセルされた場合も,受講料は納
付していただくことになりますのでご注意ください。
■実施内容
1. RTOSの基礎
(1)リアルタイムOSとは?
(2)リアルタイムOSの利用のメリットとデメリット
(3)リアルタイムOSの同期通信機能
2. 開発環境の確認
3. ITRON
(1)ITRON仕様
(2)ITRONの同期・通信機能
(3) TOPPERS/ASPカーネル
4. ITRONプログラミング実習
(1)ITRON基本プログラミング実習
イ 実行・開発環境の使用方法
ロ タスク生成方法
ハ デバッグ方法
ニ マルチタスクプログラミング
ホ 周期ハンドラ
ヘ 割込みハンドラ
(2)ITRON同期・通信機能プログラミング実習
イ セマフォによる排他制御
ロ イベントフラグ, データキューによる事象通知
■お問い合わせ・お申し込み先
宮城県産業技術総合センター 機械電子情報技術部 情報技術開発班
担当:今井,小泉
住所:〒981-3206 仙台市泉区明通2-2
電話:022-377-8700 FAX:022-377-8712
E-mail:mest@mit.pref.miyagi.jp
Webサイト:http://www.mit.pref.miyagi.jp/embedded/kensyu_30/