機関誌・MIAニュース
2015年5月1日
1373号-『トレーラー型ロボットの開発と制御』
【「ロボット博士(はかせ)の基礎からのメカトロニクスセミナー
~仕事帰りに、メカトロニクスの技術雑学を基礎から幅広く~」
『トレーラー型ロボットの開発と制御』】
(公財)仙台市産業振興事業団では標記セミナーを開催します。
本セミナーは仙台市地域連携フェローの熊谷 正朗(東北学院大学
工学部 教授)先生を講師にメカから組み込みソフトまで、基礎か
ら幅広く技術「雑学」を提供して頂きます。
今回は、「トレーラー型ロボットの開発と制御」をテーマに開催致します。
是非お気軽にご参加ください。
◆主催:公益財団法人仙台市産業振興事業団
◆日時:平成27年5月19日(火)18:30~(1時間30分程度)
◆内容
今回は応用・総合型のメカトロセミナーとして、牽引型運搬ロボットをとりあげます。
何かを搬送するとき、短距離であれば直動機構やアーム状のロボットが使えますが、
長距離になると自走する機械も候補にあがります。とくに車輪移動は自由度が高く効率
も良く、工場内搬送などで実用事例が多くあります。今回のトレーラーは、車輪移動機
械の中でも牽引型であり、動力を持った車両が、動力を持たない車両を引く形です。
道路を走る物流車両としては一般に見られますが、自動搬送の用途では多くはありませ
ん。その理由の一つが、牽引型のもつ特性です。前進するときは巻き込みにさえ注意すれ
ば後ろが付いてきますが、後退する際の特性に難があり、実車を運転するときにも専用
の免許も要ります。この点の制御をクリアし、連結分離の仕掛けをつくれば、搬送後に
荷台だけを置いてきて、コストのかかる動力部は次の仕事に回すという運用が考えられ
ます。
本セミナーでは、車輪移動の基礎原理とともに、牽引の持つ特性と、それらに基づく
1/10サイズのトレーラーロボットの開発について紹介します。当初の発案者の意向で機構
的には実車に近い構造を持ち、それゆえ実車の運転感覚を元にした制御方法を搭載しまし
た。これによって、牽引車の操作技能を持たない人でも容易に運転操作できるロボット車
両が誕生しました。工場で使えるような実用機とするには不完全ですが、原理の理解と
可能性の検討のきっかけになればと思います。
当日は会場に実物を持ち込み、運転体験もできる予定です。
○対象:車輪移動型の搬送装置に関心のある方
牽引車の原理に関心のある方
ロボット・メカトロのシステム開発に関心のある方
http://www.siip.city.sendai.jp/n/2015/0420/01.html
※過去の開催報告や今後のスケジュール、メカトロニクスセミナー等に関しては
こちらを参照にしてください。
http://www.siip.city.sendai.jp/o/04/01_4.html
◆場所
アエル7階 公益財団法人仙台市産業振興事業団会議室
(仙台市青葉区中央1-3-1)
◆講師
東北学院大学工学部機械知能工学科 教授 熊谷 正朗 氏
(仙台市地域連携フェロー)
熊谷先生のホームページはこちら
http://www.mech.tohoku-gakuin.ac.jp/rde/
◆定員:40名(先着順)
◆参加費:無料
◆申込方法
「ロボット博士(はかせ)の基礎からのメカトロニクスセミナー申
込」と明記し、氏名・所属団体名・部署(役職)・メールアドレス
を明記の上、メールかFAXでお申し込みください。(様式自由)
※個人情報につきましては、当該セミナーの受講者名簿の作成およ
び受講または受講後のフォローアンケートに関する連絡のほか、公
益財団法人仙台市産業振興事業団および仙台市主催の各事業情報提
供の目的のみに使用いたします。
◆申込締切
平成27年5月18日(月)まで
◆お問合・お申込先
公益財団法人仙台市産業振興事業団
地域産業振興部 新事業推進課 望月・吉田
電話:022-724-1212 FAX:022-715-8205
メールアドレス shinjigyo@siip.city.sendai.jp