直近の活動報告

2026年11月6日

令和8年 第4回石巻地域の企業交流会を開催しました

令和8年11月5日に、石巻かわまち交流センターにて「第4回 石巻地域企業交流会」を開催しました。

今回は、 基本テーマである[~石巻地域の未来を考える~] 中で、例年話題となる人材育成・人材

獲得について、ものづくりカレッジプロジェクトで進めている「学生と地域企業との接点づくり」の

取組をご紹介した上で、 「学生と石巻地域の企業との接点をどのようにつくっていくことができる

か」を中心に地域企業の立場から意見交換を行いました。

今回は、地域企業の他の集まりと日程が重なった事情から、参加人数が制約され7社9名と宮城県の

行政から4名に参加いただき、事務局含めて17名での交流となりました。

 

     ◆日時 : 令和8年11月5日(木)   

           第1部 意見交換会  15:00~17:15  

           第2部 交流会     17:30~19:30

     ◆会場 : 石巻かわまち交流センター 市民交流ホール 

           (石巻市中央二丁目11-12)

【概要】

冒頭に今野副理事長から開会挨拶をいただき、地元を支える大切な人材を、学生はもちろんさらに

若い子供の早い段階から地元にも素晴らしい企業が有ることを知ってもらうことの大切さについて

触れ、議論テーマである企業-学生の接点づくりについて考える重要性についてお話しいただいた。

意見交換に先立って、ものづくりカレッジプロジェクトの厨川コーディネーターから、石巻地域に

おける「学生と企業との接点づくり」について考えるきっかけ作りとして、企業講義、企業見学、

学生と企業との交流、インターンシップ等の取組のご紹介がされました。

A,B,Cの3グループに分かれて分かれて、次の3点にフォーカスしてディスカッションを行いました。

 

        1.学生と企業が出会う機会を、どう増やすか

        2.石巻地域ならではの強みや資源を、どう生かすか

        3.大学と企業が継続してつながるために、何が必要か

 

 

 

 

 

 

 

以下、各グループのディスカッション結果をまとめました。

 

【Aグループ】発表まとめ

 

  1. 出会いの機会とターゲットの拡大

学生が集まりにくい現状に対し、企業側から積極的にアプローチする必要性が共有された。小中高

校段階からの接点づくりを進め、地元高校から地元大学(専修大学等)進学後の成長シナリオを描

けるような仕組みづくりが提案された。さらに、出会いの対象を「学生」だけでなく「学校の先生

方」にも広げ、企業をよく知ってもらうための「先生向け企業研究会」を実施するなど、多角的な

アプローチの必要性が示された。

  1. 地域産業の強みと「職人技×最新技術」の融合

水産、木材、製紙などの地場産業においては、沿岸部の地域性を生かした新規事業の立ち上げと、

そこに大学の研究成果を取り入れる連携策が挙げられた。また、石巻には溶接などをはじめ高度な

技術を持つ「職人」が多い地域特性に着目し、AI時代でも残る「職人の技」を生かした地域活性化

や事業承継の推進が議論された。地場産業におけるAI代替不可能な領域の分析や、職人技と大学の

知見を掛け合わせた新しい試みが提案された。

  1. 継続的つながりと定期採用に向けた取り組み

最終的な定期採用につなげるため、OB・OGの活用やインターンシップに加え、実利を兼ねた「企

業でのアルバイト受入れ」などの現実的な手法が提案された。事例として、地元企業(ラーメン店

等)が毎年高校を訪問して生徒と一緒に商品作りを行い、信頼関係から継続的な採用に結びつけて

いる成功体験が共有された。

  1. 工業会や地域枠組みでの推進

企業単独での取り組みには限界があるため、宮城県工業会や地域の産学連携枠組み(カレッジ構想

等)を活用し、企業・学校・先生・学生が一体となった持続可能な連携体制を構築していくことが

まとめられた。

 

【Bグループ】発表内容まとめ

 

  1. 学生との接点づくりとアプローチの工夫

行政等の支援施策が必ずしも成果につながっていない現状を踏まえ、石巻の企業がグループを組ん

で自発的に学生との接点をつくる必要性が指摘された。従来の「企業説明会に学生を集める」手法

ではニーズがマッチしていない懸念があり、大学窓口を通す難しさへの対策として、アルバイトと

しての受入れや、企業の課題解決の場に学生を巻き込み対価を支払うなど、実質的なメリットを提

供するアプローチが提案された。

  1. 石巻ならではの強みと魅力の発信

造船や水産といった既存産業の成長だけに頼るのではなく、地域ならではの「企業の魅力・風土」

を前面に出す切り口が提案された。「ユニークで面白い社長がいる」「自由に意見が言える風土が

ある」といった企業個々の魅力を伝えることが他地域との差別化になる。具体的な事例として、ふ

るさと納税の返礼品に各社のユニークなものづくり製品を幅広く出品し、全国の関心を惹くアイデ

アなども出された。

  1. 大学の課題感の共有と継続的連携

地元に学生が残らなければ地域の衰退につながり、それは大学自身の存続にも直結するという共通

の課題意識が示された。大学側を単なる窓口として見るのではなく、地域の持続可能性をともに考

えるパートナーとして企業側から働きかけ、関係性を深めていくべきだという議論がなされた。

  1. 地域の役割と支援組織の関わり

最終的には企業自身の主体的な努力が不可欠であるとしつつ、宮城県工業会などの外部組織がどの

ように伴走・手助けできるかという視点も含め、より深い接点づくりを目指す重要性が確認された。

 

【Cグループ】発表内容まとめ

 

  1. 出会いの機会の創出と受入準備

若者との接点を増やすためには、高校・大学だけでなく、保護者も巻き込める小学校・中学校段階

からの取り組みが重要であるという意見が出された。また、企業側の受入れ態勢や準備を整えてお

くことの大切さも確認された。

  1. 地域資源(大学)との連携と強みの活用

石巻地域には漁業、食品、製造業、造船など多様な産業の強みがあるが、県内他地域と比較した最

大の差別化要因は「大学が存在すること」である。大学の知見を生かし、企業側がDXやAIの活用法

を教えてもらうような相互連携を通じて、企業と大学の接点を強化していく方向性が示された。

 

  1. 継続的なつながりとインターンシップのあり方

大学のカリキュラムへの関与、企業紹介、見学会などに加え、単位認定や手当を伴う実践的なイン

ターンシップを繰り返し実施することが提案された。その際、「インターンシップ=即採用・就職」

と直結させるのではなく、中長期的な関係構築の場として捉える視点が共有された。

  1. 今後に向けた展望

石巻地域において大学との連携をいかにするが重要なポイントとなる。まずは、地域に存在する産

業組織の構造や関係を整理して、企業側からのアプローチの重複を避ける配慮とともおに、大学の

現状についての理解・勉強を深めながら、効果的な情報発信や連携施策を展開していく必要がある

とまとめられた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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