機関誌・MIAニュース
2022年9月15日
3000号-WordPressの脆弱性について 【宮城県警察本部】
宮城県サイバーセキュリティ協議会事務局(宮城県警察本部生活安全部サイバー犯罪対策課)からのお知らせです。警察庁から本日(9月15日)付けで、件名についての注意喚起がなされております。
〇 WordPressの脆弱性
Wordfence社から、ウェブサイト構築に使用される主要なオープンソースソフトウェアであるWordPressについて脆弱性に関する情報が公表されたもの。
1 脆弱性の概要
今回脆弱性( CVE-2022-3180、cvssスコア9.8)が発見されたのは、ウェブサイト管理者がサイトのバッ
クアップ、サイトにおいて利用する拡張機能(プラグイン)の管理等を行うために利用される
「WPGateway」と呼ばれる拡張機能。
脆弱性を悪用することで、認証されていない攻撃者が管理者権限を持つ不正なユーザを追加し、ウェブ
サイトを乗っ取ることが可能となる。
同脆弱性によるウエプサイトの侵害については、rangexという名称の管理者権限が作成されているかに
よって確認することができる。
2 対策方法として伝えるべき事項 当該拡張機能の削除。
・「rangexという管理者権限が作成されていないか確認する。
・WordPressの最新化(拡張機能も含め)を実施する。
・被害発生時には警察にも相談する。
【参考リンク先】
PSA: Zero-Day Vulnerability in WPGateway Actively Exploited in the Wild