機関誌・MIAニュース
2017年1月11日
1686号-第2回医工学セミナー 集え! 日本の医療機器イノベーションの担い手たち
会場 :東北大学加齢医学研究所研究棟7階、セミナー室①
期日 :12月14日(水)18:00~20:00
演題 :排泄ケアデバイスD Free開発の裏側
~メディカルIoTデバイス開発における課題~
講演者:九頭龍 雄一郎 トリプル・ダブリュー・ジャパン株式会社 取締役CTO
排便。これは小さな子供のトイレトレーニングから高齢者の介護までにかかわる非常に大きな
問題です。そして若い人にとっても・・・ 言えないだけでいろいろまつわる話があるのでは
ないでしょうか?
その一方で「恥ずかしい」「人に知られたくない」ニーズをどのような観点から捉え、
どのようなユーザーエクスペリアンスを提案していくかは世界中のメディカルデバイス開発者も
苦労を重ねながら知恵を絞っているトピックです。
本講演では九頭龍雄一郎さんが最高技術責任者CTOを務められるトリプル・ダブリュー・
株式会社が開発を進める「D Free」について、エンジニアとしてのメディカルIoTデバイスの
開発という視点でどのような課題がありどのように解決していくべきかを中心にご講演頂きます。
また、日本大手企業から米国のスタートアップへと大胆なキャリアチェンジを図った理由、
シリコンバレーで会得したもの、そして、再び日本のスタートアップで実現しようとしている
ことについてもお話頂きます。
講師の紹介:九頭龍 雄一郎氏 ご略歴
トリプル・ダブリュー・ジャパン株式会社 取締役CTO
1978年東京都出身。東京工業大学を卒業後、ヤマハに就職。ヤマハでの製品開発、新規事業開発
などを経て、33歳の時に吉川氏との出会いをきっかけにヤマハを退社、シリコンバレーに渡り、
MiseluというAndroid楽器を開発する米国スタートアップでの挑戦の道を選んだ。
同社の第一号社員としてハードウェアエンジニアとして約20名のエンジニアの中心として活躍。
2014年に創業したトリプル・ダブリュー株式会社が2016年2月に政府系機関から、さらに7月に
シリーズAラウンドで約5億円を調達したのを機に、CTOとして同社に迎えられchief tecinical
offiser (最高技術責任者)としてD Free(排泄までの時間をアラートとするデバイス)の事業化に
取り組む。シリコンバレー在籍時には様々なtechコンペに個人として出品するなど、根っからの
電気エンジニア。
【主催】地域イノベーション戦略支援プログラム「知と医療機器創生宮城県エリア」
人材育成プログラム代表者 医工学研究科教授 出江 伸一
【共催】分野横断型医工学連携プラットフォームBASIC
【後援】東北大学大学院医工学
◆参加申し込みは下記URLからお願いします。
http://sendai-cyber.icr-eq.co.jp/info/event/20161214.html
【お問い合わせ先】
知と医療機器創生宮城県エリア
地域連携コーディネーター 伊藤、桂島
〒980-0811
仙台市青葉区一番町1-9-1 仙台トラストタワー22階
TEL:022-395-9791