経営基盤委員会
2023年4月7日
令和4年度 第5回経営基盤委員会
日 時 令和5年3月15日(水) 15:00~16:30
場 所 エル・パーク仙台 特別会議室
1.出席者
・委員 引地委員長、高橋純也副委員長、山城委員、佐藤文昭委員、高橋昌勝副理事長
・事務局 青沼専務理事、尾形
2.議 事
【議題・目的】
退任自衛官の再就職や広域商談会、会員アンケート結果など、様々な話題に関する意見交換。
議事内容
◆退任自衛官の再就職について
陸上自衛隊からプロフェッショナル人材に、退職する任期制自衛官向けの企業セミナーの依頼が
あったことが紹介された。委員会メンバーにも任期制自衛官を採用したところがあり、意見交換
を行った。
・自衛隊には定年制自衛官と任期制自衛官がいて、任期制の場合は高卒後すぐに入隊し、数年の
任期満了で除隊するため、若い年代が多い。また、自衛隊には任期制自衛官の再就職を斡旋す
る部門があり、大手企業を中心に営業活動をしたり、企業セミナー等を実施していて、ハロー
ワークや求人サイト等はあまり利用されないため、任期制自衛官について知らない企業も多
い。委員会メンバーが採用した20才の退任自衛官も、自衛隊の就職担当者が会社を訪問したこ
とが採用のきっかけになった。
・プロフェッショナル人材を通して、直接、自衛隊に企業説明会などができ、採用に繋げられれ
ば、理想的だと思う。
◆みやぎ広域取引商談会について
事務局から、みやぎ産業振興機構が開催している「みやぎ広域取引商談会」に今年からみやぎ工
業会も共催し、連携して進めていくことが報告された。商談会に関して意見交換を行った。
・以前はこの商談会に参加したことがあるが、各企業とずっとお付き合いをしていると、新たな
マッチングの場にあまり必要性を感じなくなり、最近は参加していない。新しい会社で、こう
いうことができるというのを広くアピールしたいのであれば、こういう商談会は有効かもしれ
ない。
・最近はネットで検索することが増えたため、商談会はあまり活用しなくなった。商談会は情報
源が簡単に得られない時代の時のやり方で、今は行かなくても情報がとれるようになった。
・何かあったとき、企業が止まらない状態にしておく必要があり、そのためにはこのような機会
を利用して、取引先を増やしておくということも大事かもしれない。
・ネットの活用については、仙台X-TECHでの地域や事業の課題解決のためのコミュニケーショ
ン・プラットフォームや見積プラットフォーム(ミツモア)など、既に様々なサービスが提供
されている。
◆会員アンケート結果について
事務局から2月に実施した会員アンケートの結果について事務局から報告され、意見交換を行っ
た。
・原材料費については、業者から一方的に値上げが通達され、交渉の余地がない。また、調達難
と相まって、ネットで見つけた部品を、通常の数倍の価格で購入しなければならないこともあ
る。
・部品の調達は買い掛けができず、キャッシュでの購入になるが、値上げが続くため、まとめ買
いなどの対応をすると、キャッシュフローの問題という悪循環になっている。
・物流についても2024年問題に向けて、省人化による集荷時間の制約などが始まっている。
・賃上げについては、賃上げ幅5%以上がNHK調査で29%、工業会が5%という結果になっているが、
集計の条件が違っているのではないか。工業会のパーセンテージが小さすぎると思う。
・年間で10日休みを増やすと、2%ぐらいの昇給に匹敵するそうだが、今の若い社員は基本給より
も、休日日数の方を重視する。大手の転職サイトでは、休日日数が120日以下の企業は、検索結
果でも表示されなくなっている。
以上