政策委員会
2022年12月22日
令和4年度 第2回政策盤委員会
日 時 令和4年11月8日(水) 15:10~16:40
場 所 仙台市民会館(トークネットホール仙台)2F 第3会議室
1.出席者
・委員 鈴木大介委員長、片瀬副委員長、三河委員、守委員、佐藤彰男委員、高橋貫委員、
小林徳光委員、YDK 深田氏(代理出席)、鎌田理事長、白幡副理事長、菱沼副理事長、
浅野副理事長、宮城県新産課 大山氏(オブザーバ)
・事務局 青沼専務理事、尾形
2.議 事
【議題・目的】
委員長、副委員長の選任。技能五輪についての議論。
(1) 議事内容
◆委員長、副委員長の選任
委員長として富士精密の鈴木社長が、また副委員長として明治合成の片瀬社長が選任された。
◆技能五輪について
技能五輪については、政策委員会として方向付けするため、出席者にそれぞれの意見を述べて
もらった。下記の意見を参考に、最終的な方向性は常任理事会で決定することになった。
・過去の実績では、全国大会だけでなく、宮城県大会にも出場しているものづくり企業は少な
いが、それぞれの競技に県内企業が数社集まって参加するなどの盛り上がりがないと、県内
開催は難しいと思う。
・技能五輪の種目は汎用旋盤や汎用フライス盤で、基礎技術を学ぶという点では、高校生や専門
学校生が出場を目指すのに意義があると思う。しかし企業が業務で使用するのはNCやマシニン
グであり、競技と実際の業務が乖離している。また技能五輪出場を目指すには、数ヶ月間、専
任で訓練する必要があり、中小規模の企業では費用と人材の両面で実現は難しいと思う。
・技能五輪には工業系以外の職種が多く、工業会としては県に開催を要望していくしかないが、
現状、県は乗り気でない。このため、県内開催のメリットを県に認識してもらう必要があり、
粘り強く県にインプットしていく体制が必要になる。財政的にも要望した工業会に費用の負担
が求められるため、実現するには結構ハードルが高いと思う。
・技能五輪が県内で開催されれば、若い世代に技能を周知する好機にもなるため、開催には賛
成。そのためには、ポリテクや高技専などもパッケージにして、県に開催のメリットを説明
していく必要がある。
・技能五輪出場は新入社員のモチベーションにも繋がるため、できれば宮城県で開催して欲しい
し、宮城県開催でなくても参加させたいと思う。但し、出場するための訓練には、予算的面な
ども含めて、県などのバックアップが必要と考えている。
・技能五輪の県内開催に向けて、工業会が旗を振る必要はないと思っている。理由は、工業系の
種目が少なく、工業系以外の団体に声をかけて、県に働きかけるのは、ものすご労力が必要に
なること。また、過去の技能五輪全国大会の開催地での経済効果は20億円程度しかなく、県が
本気を出すとは思えない。
・県内開催ではなくても、技能五輪に参加する企業に対して、工業会として何らかのバックアッ
プするということもできると思う。
→長期的な視点で、参加する会社を増やし、機運を盛り上げていく。
◆その他
・常任理事会開催のスケジュールを決める必要がある。
(2) 決定事項
・次回の政策委員会までに、行政への提案、会員増加のための施策、新たな受託事業等につい
て、各自アイディアを持ち寄る。
以上