技術交流委員会
2023年7月28日
令和5年度 第2回技術交流委員会 議事録
日 時 令和5年7月5日(水) 15:00~16:30
場 所 仙台市シルバーセンター 5F 会議室
1.出席者
・委員 厨川委員長、千葉雄一副委員長、安達委員、村松委員、小川委員、浅野公隆委員、
竹村委員、浅野副理事長
・オブザーバ 宮城県産業技術センター 伊藤氏
・事務局 青沼専務理事、尾形
2.議 事
【議題・目的】
県内企業見学会、MIA倶楽部、T-Bizビジネスマッチングについて、その他
(1) 議事内容
◆企業見学会について
7月4日に実施した企業見学会について、今後の見学会の進め方について議論した。
・参加者アンケートに「見学先は1カ所か2カ所で、じっくり説明してもらった方が良かった」と
いう意見があったが、県学会の進め方は目的によって違ってくる。技術的な情報収集が目的で
あれば、見学先を絞ってじっくり話を聞くということになるが、経営のヒントを得たり、知
見・見聞を広めるのが目的であれば、いろいろなところを見学したいということになるかもし
れない。
・IoTや生産改善の導入例を見たり、新たな事業に取り組む際の手掛かりにしたり、全く新しい
技術や装置を自分たちも使えるなどのヒントにしたりなど、参加者がそれぞれの目的をもって
見学会に参加しているため、合わせるのは難しいと思う。
・今年度の県外企業見学会についても検討していく。
◆7月25日開催予定のMIA倶楽部の進め方について
・DXの捉え方はそれぞれで、正しい理解が得られていないのが実情である。今回のMIA倶楽部
は、製造業に焦点を当て、DXを身近なものとして理解を深めることが目的である。現在の状況
とありたい姿、As IsとTo Beがあり、そのギャップを埋める手段がDXである。参加者には予め
As IsとTo Beを持ち寄ってもらい、各グループで解決策を導き出すような議論が進めていけれ
ばいいと思う。
・解決したい課題が生産工程なのか、バックオフィス的なものなのか、またデータ化について知
りたいのか、その先の活用について知りたいのか、参加者によって課題やレベルが異なると思
う。事前アンケートで、課題や知りたいレベルを調査すれば、似たような課題感を持った人同
士で議論できると思う。
◆T-Bizとのビジネスマッチング
T-Biz入居企業とのビジネスマッチングの進め方について議論した。
・T-Biz企業とみやぎ工業会の会員企業とを紐づける仕組み作りを実現したい。先ずはT-Biz企業
の差別化技術(シーズ)やフェーズをマッピングして、それぞれが求める支援内容を整理し、
工業会の企業と紐づけする。ここまでが第一フェーズで、次はその紐づけに基づいて、T-Biz
企業を2、3社ピックアップして実際にヒアリングして具体化していく。T-Bizとは「いんしゅ
ベーションでインキュベーション」と銘打ち、綿密に連携しながら進めていく。
・マッチングを進める上で、最大の課題はやはりお金で、T-Biz企業が開発した技術を量産化す
る費用を誰が負担するのかという問題がある。T-Biz側は工業会に対して、製造だけでなく、
費用面での支援も含めたパートナーを期待しているが、そんな余裕のあるところはほとんど
ない。
・T-Biz企業の技術は凄いが、きちんと目利きができていないせいか、なかなかビジネスには繋
がらない。テクスタ宮城のようなところが、ビジネスのパートナーをマッチングしながら、
資金的な援助もしていけば、事業化は進むと思う。
◆その他:カーボンニュートラルのセミナー、勉強会について
・東北経産局の適任者に相談してみることになった。
以上