技術交流委員会

2021年6月15日

令和3年度 第1回技術交流委員会

日 時  令和3年5月12日(水) 15:00~16:30
場 所  仙台協立第一ビル 4F 4-A会議室

 

1.出席者
 ・委員 浅野委員長、厨川副委員長、安達副委員長、竹村委員、竹原副理事長
     東北工業大学 阿部智氏(代理出席)
 ・オブザーバー 産業技術総合センター 今野氏
 ・事務局 青沼専務理事、尾形

 

2.議 事
【報告事項】
(1) 前回議事録
(2) 会員数推移

 

【審議事項】
(1) 令和3年度事業計画
 事務局から令和3年度の事業計画について説明があった。
 ・コロナ禍が収束するまで、イベントはオンラインシステムを活用し、5月の理事会と6月の通常総
  会は、対面とオンラインのハイブリッド形式で開催する。通常総会の会場は仙台国際センターで、
  講演会はトヨタ自動車東日本様に依頼しているが、講師もリモートから参加する形式になる。

 

 ・5月と7月にMIA倶楽部としてオンラインセミナーを開催する。その他のイベントとして、5月と
  10月にゴルフコンペを開催する。また8月に納涼祭、11月に企業見学会を予定しているが、開催
  できるかどうかはコロナの感染状況による。1月の産学官交流大会は、可能であれば例年通り、
  交流会を含む対面開催で実施したい。

 

(2) 東北大ビジネスマッチングについて
 東北大とのビジネスマッチングについて、今後の進め方について議論した。
 ・この件は2011年にスタートしているが、その時は東北大も地域との連携を強化したいという機運
  があり、工業会側もそれに応えなければということになっていたのかもしれない。このため、工
  業会側が手弁当で活動しようとしていたところ、震災で頓挫してしまった。そのあと、大学側も
  活動していて、地域と大学側がいろいろとやりながら学習してきた。今回、工業会が2011年当時
  の原点に立ち返ってやろうとしているが、環境は変わっていて、大学側との温度差を感じる。

 

 ・震災後は、産学連携の地域貢献を進めるよう、文科省から大学に指導があり、地域貢献を積極的
  に進めるようになった。多くの大学では、社会のニーズに応えるため、企業と対応可能な研究室
  を繋げていくという活動が行われているが、大学の研究ニーズに対して企業を繋げていくという
  逆向きの活動は行われていない。

 

 ・東北大から工業会の会員企業に依頼を出しているところもあり、大学側も企業の得意な領域など
  を把握していて、そこに発注しているように思う。
   →モノづくりと関わりの強い研究室は、企業とのパイプが既に出来上がっている。大学から新
    規案件を受注するには時間がかかるため、企業側も体力が必要になる。

 

 ・うちは受託事業がメインだが、この1年くらいはコロナの影響で訪問営業に行けないため、毎日
  デジタル・コンテンツ作りをやっていて、製品紹介や機械加工のページや動画などをネットに流
  している。その方が、新規顧客の獲得につながっていて、会社の保有技術などをユーチューブや
  HPなどで見て、全国から引き合いが来ている。これは大学との話も同じだと思う。

 

 ・2011年との違いは何かというと、受発注の環境が大きく変わっていることだと思う。訪問営業で
  はなく、ネットでの情報発信やコンテンツの作り方次第で、営業にも大きく影響している。大学
  も企業を新たに探す場合、ネット中心の探し方が多いと思うため、訪問だけでなく、そっちの見
  直しをしてもいいんじゃないかと思う。ユーチューブで加工の仕上げ精度など、出来ることを見
  せることで、引き合い数なども変わってくる。出張費もかからないし、いいことばかりだと思っ
  ている。

 

 ・情報委員会でも工業会のHP改修について議論したが、HPで会員企業を紹介する仮想商店街をやっ
  た方がいいんじゃないかという意見が出された。工業会としても、会員企業の得意分野やでき
  ることなどが分かるようなコンテンツを作ることで、会員企業の受注につながっていくかもし
  れない。

 

 ・例えば、優れMONOのように、デジタル・コンテンツ特別賞など、企業が発信するコンテンツの出
  来栄えに対して、賞を設けてやるのもいいかもしれない。

 

(3) デジタルエンジニア人材育成について
 デジタルエンジニア人材の育成について、意見交換を行った。
 ・県の新産課でも、DXを使う側の人材を育成する委託事業を進めようとしている。県がイメージす
  るデジタル人材とは、中核人材だけでなく、経営者のマインドも変えることも含んでいて、DXシ
  ステムを自社に導入する場合、全体を見渡せ、メンテナンスまでできるような人を見込んでいる。

 

(4) 第30回MIA倶楽部開催のご案内
 事務局から5月28日にオンラインで開催するMIA倶楽部について説明があった。
 はやぶさ2の衝突装置の開発をテーマに、福島県の白河にある日本工機の方に講演して頂く。

 

(5) 宮城県立高等技術専門校についての調査依頼
 宮城県立高等技術専門校は、定員割れや施設の老朽化により、県内5校の集約が決まっているが、
 現在、カリキュラムの見直しを行っていて、工業会に新設のメカトロニクス科と既存の機械エンジ
 ニア科(どちらも2年制コース)のカリキュラム案に関する意見を求められている。

 

 ・機械エンジニア科に電気工事士の資格(第二種電気工事士)を取るためのカリキュラムがある
  が、不要だと思う。

 

 ・メカトロニクスは確かに範囲が広すぎる。メカトロの基本は組込みソフトだと思っている。PLC
  でも普通のマイコンでも、どちらでもいいが、どっちかに重点をおかないと、何をやってきたん
  だろうということになると思う。

 

(6) その他:CMEsの紹介と中小企業庁アンケートへの協力のお願い
 厨川副委員長より、アクセンチュア社が国などの支援を受け、福島県会津若松市で展開している中
 小企業向けの業務システムCMEsの概要紹介などの説明があった。

 

 ・アクセンチュアが提供するCMEsに非常に関心を持っている。現在使っている管理システムを自作
  したが、億単位の費用がかかった。ERPシステムの導入は効果があると考えているが、イニシャ
  ルコストと維持費用の高さがネックとなる。アクセンチュアのCMEsは月50万円で使え、クラウド
  ベースで継続的にアップデートもしてもらえるため、非常にお得と考えている。

 

 ・ERPを導入すると、分散していて見えなかった原価が一元管理できるようになる。ERPを導入する
  ことで利益が出るというより、ERPの導入により、いろんな事情がみえてきて、やってはいけな
  いことなどが明るみになる。この効果が大きいと考えている。

 

以上

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