経営基盤委員会

経営基盤委員会の活動報告です。

令和2年度 第2回経営基盤委員会 更新:2021.01.05

次回:2021年3月

日 時  令和2年12月18日(金)10:30~12:00
場 所  オンライン会議(Zoom使用)

 

1.出席者
 ・委員  高橋純也委員長、山城副委員長、今野委員
 ・事務局 青沼専務理事、尾形

 

2.議 事
【報告事項】
(1) 前回議事録
(2) 会員数推移

 

【審議事項】
(1) 事業の実績・計画
 事務局から活動実績と今後の計画について説明があった。コロナウイルスのため、工業会の恒例の
 イベントが開催できていないが、9月に梵天会の研修会を、10月と11月にMIA倶楽部をオンラインで
 開催した。また10月に、自民党県連との政策懇談会があり、技能五輪の県内招致と宮城県高等技術
 専門校の集約について意見交換を行った。

 

(2) デジタル・トランスフォーメーション(DX)について
 DXとは、デジタル技術の活用により業務やビジネスを変革することであるが、経済産業省ではDXを
 効率化などの単なる改善ではなく、新たな価値創造などイノベーションの創出に焦点を置いた活動
 として、推進ガイドラインや指標など、多くの資料を公開している。DXについての取り組み状況や
 導入時の課題等について議論した。

 

 ・製品や業務の管理方法を強化するため、過去のデータをクリックして参照できるシステムを作り
  始めているが、まだ、活かしきれるところまでは進んでおらず、DX導入の段階という状況。

 

 ・3年ほど前、ラインの負荷状況を判断するのに、作業員各自の日報を手書きで作成し、設備稼働率
  を把握できるようにした。更に上を目指した生産管理システムの導入を検討したが、費用が高価
  なため、簡易版としてスケジューラの導入を進めている。先ずは稼働率の精度を高めるため、
  IoTデバイスを導入して設備の稼働率をサーバに送るシステムの構築を進めていて、これにより、
  日報を手書きする時間も作業に振り向けることができるようになる。IoTデバイスとその設置の
  会社は、県に紹介してもらった。

 

 ・基幹のERPシステムとしてSAPシステムを導入していて、各作業者がタブレットで進捗を入力でき
  るシステムを作ろうとしているが、結構な費用がかかる。客先では、発注の段階から物流のとこ
  ろまですべてトレース可能なステムを既に導入していて、客先からもこのシステムに適用できる
  ような体制を整えてほしいとの要請があり、費用が掛かったとしても、環境づくりを進めていか
  なければならないと思っている。

 

 ・ERPシステムは導入後もいろいろなニーズが出てくるため、アップグレードしていく必要があり、
  ランニングコストが馬鹿にならない。中小企業がDXを推進していく難しさは、社内のスタッフや
  リソースの問題もあるが、経済的な面での負担がある。中小企業の競争力を高めていくには、経
  済面での支援が不可欠と考えている。政府の支援等の情報があれば、情報提供をお願いしたい。

 

(3) 第59回新春産学官交流大会について
 令和3年1月20日に開催予定の第59回新春産学官交流大会について、事務局から開催方法等について
 の説明があった。

 

 ・今回の産学官交流大会は対面+オンラインで開催する。

 

 ・対面開催はAER21階のTKP会議室で、理事長挨拶と講演会、優れMONO認定式を行う。会場はスクー
  ル形式で100名収容可能な広さがあるが、参加人数を最大30名程度に制限する。

 

 ・オンラインは会場の様子をカメラで撮影し、WEB会議システムで配信する。工業会ではZoom(Max
  100名)とMicrosoft Teams(Max 300名)の2つのWEB会議のライセンスを保有しているが、どちら
  を使用するかは参加人数によって決定する。WEB会議システムの操作は事務局で行うが、カメラの
  撮影や機材の操作は、会員のブレインに依頼している。

 

(4) 会員アンケート結果
 事務局から11/30~12/4に実施した会員アンケートの結果について報告された。

 

 ・業績予想や新卒採用状況などについて調査し、91社から回答が寄せられた。業績予想では売上、
  営業利益とも「減少」「やや減少」の回答が約60%で、コロナの影響を受けていると思われる。
  事業分野ごとの受注状況では、受注が回復している分野は自動車が突出していて、次いで半導体
  と医療分野となっている。回復が遅れている分野は航空機が最も多かった。自動車については、
  非常に好調な車種はあるが、メーカーや車種によってばらつきが大きいと思われる。高卒新卒採
  用状況では、予定通り採用できた企業は35%だった。

 

 ・人材育成については、育成対象が技術者だけでなく、新入社員や管理職など、一般社員も含めた
  従業員全般に必要との回答が多く、育成したい内容としては、技術や技能という回答が多かった
  が、マネジメントスキルや対人関係力に関するものが望まれている。

 

 ・生産性については、製造の効率を上げたいという回答が多く、生産性向上に必要なこととしては、
  人材育成との回答だった。またデジタルトランスフォーメーション(DX)については、51%があ
  まり興味がないとの回答だった。

 

 ・人材育成について、出席者の見解を伺った。
  - 人材育成はどの企業でも抱えている課題だと思う。離職率の高さも大きな問題だし、仕事に対
   する価値観も昔と違ってきている。技術者の育成はもちろん大切だが、ちゃんとした社会人を
   育成する教育も必要と考えている。

 

  - 今年、20代の従業員メインで教育体系の見直しプロジェクトを発足したところ、面白い発見が
   あった。我々が思っている以上に、自分の成長に関して若い世代が関心を持っていることが分
   かったし、モチベーションが低下する状況は、給与面での処遇や昇進などが原因ではなく、経
   営の結果対して、自分が貢献できているという実感がないとモチベーションが低下してしまう
   ことが分かった。

 

  - 育成は単純にセミナーをやればよいというものではなく、やり方もいろいろあるし、企業によ
   って状況が異なると思う。

 

(5) MIA倶楽部実施報告
 事務局から10月と11月にオンラインで開催したMIA倶楽部について、実施報告があった。

 

(6) 工業会の表彰申請の状況
 事務局からメルマガで募集案内して推薦している技能者表彰と創意工夫功労者賞について、状況報
 告があった。


以上

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