技術交流委員会

技術交流委員会の活動報告です。

 

令和元年度 第4回政策委員会・第3回技術交流委員会 合同委員会 更新:2020.03.11

次回:2020年4月

日 時  令和2年2月28日(金) 10:00~12:00
場 所  仙台青葉サイト

 

1.出席者
 ・政策委員会
   菱沼委員長、小関副委員長、後藤委員、白幡副理事長、高橋昌勝副理事長、畑中理事長
   オブザーバー 宮城県経済商工観光部 千葉亮司氏
 ・技術交流委員会
   浅野委員長、田中副委員長、千葉雄一委員、竹村委員、諸橋委員、竹原副理事長
   オブザーバー 産業技術総合センター 太田氏
 ・東北大学・事業イノベーションセンター 特任教授 柏原氏
 ・事務局 青沼専務理事、尾形

 

2.議 事
【報告事項】
(1) 前回議事録
(2) 会員推移数

 

【審議事項】
(1) 東北大学発ベンチャー企業との連携について
 東北大学・事業イノベーションセンターの柏原特任教授から、東北大学が行っているベンチャー
 企業の育成・支援のための様々な施策についての説明があった。そのあと、東北大学発ベンチャー
 企業とみやぎ工業会との連携について参加者で議論した。

 

 ・東北大側の提案は、総会のような工業会の会員企業が集まる席で、ベンチャー企業に簡単なプレ
  ゼンをする機会と、懇親会場でのポスター展示、さらに懇親会の席で会員企業とのコミュニケー
  ションする機会を設けて欲しいというもので、大々的なマッチングイベントを開催するよりも、
  その方がお互いに負担が少ないと考えているとのこと。また、ベンチャー企業とのマッチング
  は、既に会社ができている企業とのマッチングと、これから起業するプロジェクトとのマッチン
  グの2種類ある。後者は資金提供などによる共同研究のようになると考えているが、当面は出来
  上がっている企業とのマッチングを進めていきたいとのこと。

 

 ・大学発ベンチャーの多くは、発想は良いが、商品化する価値があるのか、市場が欲しがっている
  ものかという視点がない。良い技術がかならずしも商品になるとは限らず、社会のニーズがある
  かどうかが重要だと思っている。この視点が抜けているため、開発した技術が何に使えるのかが
  はっきりしない。企業側は商品化した製品の説明ではなく、技術の根本部分は何か、その技術は
  使い物になるのか(お金になるのか)といことが知りたい。どんなものに使えるのかを説明して
  もらう方が、マッチングになると思う。

 

 ・昨年もNICHe発ベンチャー企業とのマッチングを行ったが、その継続で活動すれば良いと思う。
  昨年のマッチングは、ベンチャー企業が県外に発注している仕事を工業会の会員企業が受託でき
  ないかというのが目的だった。実際のビジネスまでは結び付かなかったが、関心のある企業が結
  構集まったという点で、成果はあったと思う。このようなマッチングには、興味や関心のある企
  業に絞って進めた方が良い。

 

(2) 東北大学とのビジネスマッチングについて
 会議資料に基づき、東北大とのビジネスマッチングについて議論した。

 

 ・事務局より、2010年に政策委員会が進めていた「大学・高専ニーズ活用ビジネス研究会」につい
  て説明があった。これは、大学とのマッチングを希望する企業を集め、大学側の希望やニーズを
  ヒアリングするため、参加企業が費用を負担して専任のコーディネータをT-Bizに常駐させ、マ
  ッチング進めていこうというものだった。会員企業から十数社の応募があったが、震災により企
  業の経営状況が大幅に変化したこともあって、計画段階で中断してしまった。昨年のNICHe発ベ
  ンチャーとのマッチングでも、ベンチャー側のニーズや課題などを、プレゼンだけで企業側が理
  解するのは難しく、個別にヒアリングして会員に翻訳するコーディネータの役割が必要になった。

 

 ・宮城県・新産課から、県と東北大、県内企業との連携について説明があった。東北大と県内企業
  との連携推進については、東北大側からの要望もあって、積極的に進めようとしている。大学側
  にも自分たちのニーズを発信したい、研究資金を地元企業に少しでも還元したいという思いがあ
  り、東北大学工学研究科の研究室ニーズをまとめたベストマッチングマップが作製された。

 

 ・工学部のマッチングマップでは、先生が企業に対するニーズを示してくれている。ベンチャー企
  業とのマッチングもあるが、ニーズが明確になっているものに応えていきたいと思う。
  今後の進め方として、東北大と新産課、工業会で集まり、当事者同士で話し合う場を設けること
  になった。詳細は、工業会・事務局と県・新産課で調整する。

 

(3) ILC(国際リニアコライダー)誘致について
 ILCの国内建設候補地は岩手県の北上山地に決定しているが、工業会としてILC関連団体の活動に参
 加できないかとの意見があり、これについて議論した。

 

 ・ILCの建設候補地は岩手県のため、宮城県では関心が高まっておらず、工業会会員でも知らない
  人が多い。ILCは国際的な研究施設であり、膨大な予算が建設のネックとなっているが、建設さ
  れれば、地域への経済効果も期待できる。工業会として、ILCの誘致に積極的に関わるというこ
  とではなく、東北ILC推進会議やその他の関連団体に工業会も参加して、ILC建設に関する情報収
  集ができないかという提案である。

 

 ・放射光施設は地元企業も使えるため、県内誘致にメリットはあったが、ILCは研究者が使う研究
  施設であり、工業会としてILCに関わる意義がはっきりしない。しかし、情報収集が目的という
  ことであれば特に問題はないということで、本合同会議で承認された。

 

(4) 技能五輪招致の進捗
 事務局から技能五輪招致の進捗状況として、大崎市選出の自民党県議が昨年11月の県議会で、技能
 五輪の県内開催について質問したことが報告された。県議の質問に対する宮城県・商工観光部 鈴
 木部長の回答は、「技能五輪の県内開催には多くの課題があるが、前向きに取り組んでいきたい」
 というもので、県の対応も前に進んでいることが伺える。

 

(5) その他
 畑中理事長から、工業会の会員数減少に関して、積極的に入会を促すような活動をして欲しいとの
 コメントがあった。これに関して、事務局から、スタートアップ企業の会費を値下げし、入会しや
 すくするよう、規約改定を検討していることが報告された。また菱沼委員長からは、工業会と同様
 の活動をしている団体が多く、情報なども工業会と同じものが入手できるため、みやぎ工業会に入
 る積極的な理由が見当たらない。工業会への入会を促すには、他の団体とは異なる施策や活動に取
 り組んでいく必要があるとの意見が出された。


以上

Adobe

PDF形式のファイルをご覧いただくには、
AdobeSystems社のAdobe Readerが必要です。
お持ちでない方は公式サイトからダウンロード(無料)してください。

ページの先頭へ